2015年5月29日金曜日

口コミ注文をヒントにネットショップを開業。 手抜きのないファンづくりで、お客様のリピーター化に大成功!!

\ショップオーナー様SPECIALインタビュー第6弾/

みなさま、こんにちは!GMOメイクショップです。
さて、様々なショップさんにご協力いただいているショップオーナー様インタビューの第6弾。
今回ご紹介するのは、みかん農園として100年もの歴史がある和歌山県の常田農園さんです。

歴史あるみかん農園さんが、なぜネットショップを始められたのか?そして今後どのようなチャレンジをされていくのか?気になるお話盛りだくさんでお届けしたいと思います。
常田久夫様:和歌山県下唯一の「みかん作りシニアマイスター」。秋の園遊会に参加したことも。

選んだ道は、誰もが喜ぶみかんを作ること。

MS:常田店長が、みかん農家になるきっかけを教えてください。

みかん農家に生まれて、物心ついたときから「大人になったらみかん農家継がないとあかんのかなぁ?」と思っていました。我が家は専業農家でしたから、休日というのは全く無いんです。父(常田久夫様)は雨が降っても倉庫の整理や道具の手入れをしていました。その様子を見ていたからか、その頃は、継ぐことを前向きに考えられませんでしたね。

でも、大学進学で和歌山から都会に出て以降、サラリーマンや起業など様々な経験をしました。
そしてたどり着いたのが、『時間に縛られない、人に縛られない生き方ができる農業って、こんなに素晴らしいんだ』ということでした。

日の出と共に起床して、外の天気を確認。散歩ついでに、野菜畑へ収穫の見回り。
旬の野菜は全て自家栽培。山の色も毎日違うし、咲く花も季節ごとに違います。
途中で近所のおっちゃんと道端で座り込んでしまうこともしばしば。
丹精込めて作ったみかんを、買っていただいき、更に喜んでもらえるなんて。

…ほんと、いい仕事だなって。
MS:なぜみかんをネットショップで販売しようと思ったのですか?

もちろん収益性ですね。

市場に出荷するとなると、需要と供給で価格が変動しますから、自分たちの希望金額に叶わないこともしばしばあります。でも、それでは事業として成り立たせるのは困難です。

農業では、自分で直接販売した方が、市場に出荷したときと比べて、収益は4倍になりますからね。

もともと口コミで色々な方から電話やFAXでご注文をいただいていたんです。だから、個人の方への宅配には慣れていました。それならいっそのことネットショップを立ち上げてしまおうかと一念発起しました。
左:お話をうかがった常田久彦店長 右:店長のお母様もみかんづくりに励んでいる

MS:そこでMakeShopを選ばれた理由は何でしょうか?

出店を検討していた当時、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大型モールへの出店は、イニシャルコスト(初期費用)やランニングコスト(運転資金)がかかるため、1年の半分は販売商品のないみかん農家にとっては、そこまでの費用捻出は難しかったんです。
確かに大型モールは集客力があるため、販売数は増えるかもしれませんが、売れたときにどこまで対応できるかも不安でした。

細々とでいいから、本当にうちのみかんのファンになってくださる人を増やしていけばいい。だから、デザインやレイアウトの自由度も利いて独自運営しやすいMakeShopを選択しました。

MS:オレンジジュース“濃い味しぼり”飲ませていただきました!市販のジュースとはまったく違い、お世辞ぬきにえぐみや苦味がなくとても美味しかったです。

ありがとうございます。普通のみかんジュースは、様々な生産者のいろんな品種を混ぜて搾りますが、うちでは完熟早生みかんの天なり(よく陽の当たる所)の糖度の高いみかんだけを搾っていますので、口当たりもいいんだと思います。
MS:2002年にエコファーマーを取得、2004年には日本農林水産大臣賞を受賞され、肥料はすべて有機質肥料を使っているとのことですが、みかんの美味しさの秘訣はなんでしょうか?

みかん本来の特性を引き出してあげる、ということでしょうか。

化学肥料でもみかんの実はなりますが、みかんが本来持つ風味や食感はやはり落ちるのかな、と。
昔は、稲刈りのあとのワラや雑木林の笹、山の腐葉土等を発酵させて肥料にしていたんです。つまり、それが有機肥料ですね。だから、昔のみかんは甘くて酸っぱいコクのある味がしていたんです。

ただ、そのためには膨大な手間がかかる。そこで生まれた化学肥料は、有機肥料の4分の1~5分の1の量で同じ効果が出る(栄養素を含んでいる)と言われるんです。また値段もずっと安価。だから、みんなついついそれを利用してしまうんです。

でも、やはりそれを続けていくと母体となるみかんの木にも良くないし、生まれてくるみかんの果実にも影響します。だから、うちでは手間がかかっても有機肥料に拘るんです。

MS:売れ筋はどの種類ですか?客単価はどれくらいでしょうか。

完熟早生みかん、樹なり完熟早生、完熟みかんの完熟シリーズですね。一人当たりのご注文単価は1万円位。配送別単価では3,000円位ですね。つまり、お一人の方が平均3~4箱をご注文下さって、大切な方への贈り物とされる事が多いようです。

扱う商材やお客様に合わせた具体的施策を。

MS20キロまで送料500円と、とても良心的な配送料ですよね?また、“幸せのおまとめ発送”を思いついたきっかけを教えてください。

自分自身がネットショッピングの際に納得して払える送料の限界値が500円だったからです(笑)

みかんは重量もありますし、当初は大赤字でした。
でも、だからと言って、これ以上送料は上げたくないし…。
「あ、それなら親子世代やご近所さんで一緒に買っていただいたら良いのでは?」と思いつき、
ゆうパックさんと交渉して、重量10キロまでの運賃で重量20キロまで発送の許可をいただきました。

おかげさまで、最近では、ほとんどの方に20キロ分ご購入いただいています。
MS:サイトへの集客はどのように行っていますか?

商品にチラシ兼ご注文書を同封しています。
また、一般的なSEO対策に加えて、Google商品リスト広告に商品を掲載したり、MakeShopの付随サービスであるアイテムポストやとくとくポイントなどを、プロモーションに活用しています。

ほとんどのお客様がリピーターで、毎年少しずつ増えてきているんですよ。
ネットリテラシーの低い方がFAXで注文できるようにダウンロード可能な注文書をサイトにも載せています。

MS:ほとんどのお客さんがリピーターとはすごいですね!どういうことをされているのでしょうか?

手抜きせず丹精込めて作っているからだと思います。
まずは商品に満足頂かないと、もう一度買ってもらえないので、心をこめて作ることが大切ですね。

それから、ファンが喜んでくれるイベントなどにも力を入れています。例えば、年に12回無料で農園を開放して、自分で収穫した分を食べ放題にできる催しをしています。
来てくださった方が、「嫁に行った娘に送る」とか、「高齢の両親に送る」といった感じで買ってくださいます。
大阪、京都、奈良などの近県から230名は来てくださいますよ!
また、そうした情報も新たなファンづくりのためにFacebooktwitterから発信しています。

MS:ファンづくりって大事ですよね~!

そうですね。うちはブランドイメージをくずしたくないので、秀~優までしか販売しない(注)んです。そうすると選外品が出てくる。中身は全く問題ない。それをMakeShopで、「来てくれれば譲ります」という情報を載せたり。田舎だとおすそ分けが当たり前ですので、“ばっちゃんのおすそわけ”と謳って、送料+箱代だけをいただき福袋的なことをやったり。ネットショップはホームページより動的でアクション起こしやすいですね。
※注 品種の等階級。通常は秀>優>良の順で秀が上物とされている。

MS:メイクショップのカスタマーサポートは利用されたことはありますか?いかがでしたか?

“質問掲示板”をよく利用します。営業時間中であれば、短時間で適切な回答を得られるので、大抵の疑問はこちらで解決してしまいます!非常に信頼しています。

和歌山県から全国へ、大好きな農業を広めたい。

MS:ネットショップのお客様との対応で何か印象に残ったエピソードはありますか?

お客様がうちで購入してくださった柑橘類を使って、お菓子やジャムなどを作って食って送ってくださったことですね。
お手紙も添えていただいたときは、両親ともども感動しました。
ご購入いただいたお客様が作ってくださったお菓子

MS:最後に、ネットショップで、または農園で、これからチャレンジしたいことを教えてください!

農業というのは食糧供給という直接的なものだけでなく、環境保全、地球温暖化対策、健康対策、地方雇用など、様々な側面も持っています。
フランスでは、自分の居住地の環境を守っているのは農業という意識があります。地元の食材を購入する(地産地消)の感覚が根付いているんでしょね。
日本でもそんな風習を根付かせられるように、和歌山から、全国に発信していけるような取り組みをしていきたいです!
常田農園様、お忙しい中お電話でのインタビューにご協力くださり、ありがとうございました。
今後ともメイクショップを、どうぞよろしくお願いいたします!

▼常田農園様

MakeShopでは、今後も公式SNSにて、ショップ様の様々な取り組みをご紹介していきます。
続々インタビュー中!!
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